ファクタリング会社の業務は、企業が保有している売掛債権や手形を買い取り、企業に代わって代金の回収を行う債権買取業のことです。買取時に一定の手数料を徴収し、不渡りになった場合の危険負担はファクタリング会社が負うので利用する企業には貸し倒れの危険がない。医療機関や介護サービス業界で特に需要、認知度が高く、医療介護分野のファクタリングサービスとは、ファクタリング会社が「国民健康保険団体連合会」または《社会保険診療報酬支払基金」などから支払われる診療報酬や介護給付費債権を介護保険事業者から買い取り、事業者に前払いすることで早期現金化に寄与するものです。「介護報酬早期資金化サービス」「介護報酬サービス」など色々な名称でよばれています。

ファクタリングを利用するメリットは診療報酬や介護給付費債権を早期に回収できることです。通常診療報酬や介護給付費は請求から支払いまで約2か月かかりますが、その期間がおおむね5日間に短縮でき、急な資金需要に対応することができます。国の制度である介護保険に対しての介護報酬債権を買い取る仕組みですので借入(負債)とはならず、原則的に保証人や不動産担保は不要です。又、融資、借入とは資金調達の仕組みがちがうので、借入の記録が残らないため銀行融資枠に影響がありません。

業者によって多少条件が違っていますが、債券の80~90パーセントを介護保険事業者に前払いし、残りを介護給付債権回収後に支払う、というのが一般的なようですがその他手数料が掛かります。

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